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名誉会長挨拶

名誉会長 獨協大学は、1964年に哲学者、教育者である天野貞祐先生により「大学は学問を通じての人間形成の場である」を建学の理念として創設されました。本学の目的は、獨協大学学則第1条にありますとおり、社会的ニーズに対応したカリキュラムに基づく教育によって人間形成をはかり、獨協学園の伝統である外国語教育を重視し、今後の複雑な情勢に対処できる実践的な独立の人格を育成することにあります。そして、この人間形成教育と語学教育を行うことにより、これまでに国内外で活躍する卒業生、おおよそ9万人を輩出してまいりました。
 本学では、クラスアドバイザー制度や少人数のゼミナール、全学共通カリキュラム等、本学の特色といえる教育やシステムが実践され、学生と教員、事務スタッフである職員とも緊密なコミュニケーションがはかられております。全学部・全学科が一つのキャンパスに学ぶ利点を生かし、学問的交流、人的交流の盛んな大学として、現在に至っております。
 また、天野先生は大学教育における全人的な人間性の開発を提唱していますが、それを実現する手段として、学問の修得と並んで、クラブ活動等の正課外の自主的活動も重視しています。即ち、大学の講義だけでは得難い知識、経験、技術、体力の涵養などの大切さ、重要さを指摘されています。このため、獨協大学では教育機関の一つとして「学友会」を組織しており、学友会活動が大学の「教育機構の一環」であることを学則に明記し、学生と教職員が一体となって運営に当たっています。したがって学友会は、本学の個性や学風を形作る大きな柱の一つでもあり、学友会活動の拠点となる「学生センター」が大学正面に配置されているのも、獨協大学の教育方針の表れなのです。
 現在、「キャンパス再編」の次のステップとなる、「創立50周年記念館(仮称)」の建設工事が、キャンパス西側で進んでおります。この建物は、教育効果を向上させる最新機能を備えた教室棟が中心となり、本学の建学の精神をより具現化すべく、学生同士や教職員との交流を誘発させる場の創造を目指しております。
 天野先生の教育理念は今でも色褪せず、現代こそ、大学教育においても「心の交流」が求められる時代であり、より高い教育効果を実現するためには、教員、職員と、学生、ご父母との有機的なコミュニケーションが必要とされています。その成果をより実りあるものとするため、2008年10月18日に、ご父母、保証人の皆様のご賛同を得て、獨協大学の教育方針に則り、本学における教育研究活動と学生生活の支援、ご父母の交流促進を目的として、獨協大学「父母の会」が設立されました。
 獨協大学父母の会では、設立当初から、大学支援を中心とした多くの活動を進めておられます。本学の奨学金事業、キャリア支援事業への支援の他、文化施設の学生利用優待制度への加入や伝統芸能鑑賞教室、また、父母懇談会・交流会の実施など多くの有意義な活動を実施されておられます。現在のような社会・経済情勢のなか、厚くお礼申し上げます。
 獨協大学父母の会が、獨協大学と共に今後益々発展されることを祈念いたしております。

獨協大学父母の会名誉会長・獨協大学学長 犬井 正