4月1日、35周年記念館アリーナで獨協大学父母の会入会式が挙行され、約1200人のご父母及び保証人が出席しました。
入会式終了後には、平井岳哉キャリアセンター所長による講演「就職支援とキャリアデザイン」が行われました。
父母の会の存在がますます大きくなるものと期待
本日は、獨協大学父母の会入会式にご出席いただき、誠にありがとうございます。
本学では、ご父母向けの行事として1986 年から「父母懇談会」を開催してまいりました。父母懇談会は、ご父母・保証人の皆様に本学の教育方針をご理解いただくと共に、教職員から直接学生の様子をお伝えできる重要な事業と位置付けて参りました。その成果をより実りあるものとするため、ご父母、保証人の方々のご賛同 を得て、「獨協大学父母の会」が誕生しました。設立は2008 年の10 月18 日で、今年はちょうど10 周年を迎えます。本会は、教職員とご父母・保証人の皆様が 連携協力し、お子様の学習環境や学生生活と大学の教育研究活動を支援することを目的に誕生した組織であり、今では本学の発展に欠かすことのできない存在となっています。現在は設立10周年として新たな展開も検討しているとうかがっており、今後父母の会の存在はますます大きくなるものと期待しています。獨協大学「父母の会」のさまざまな活動を通じて、お子様とご父母・保証人の双方が充実したキャンパスライフを過ごされることを祈念し、皆様のご健康と益々のご発展を心からお祈りして、入会式のご挨拶とさせていただきます。
本日は、誠におめでとうございます。
30 年前と今、就職はかなり変わりました
キャリアセンター所長を務めております平井です。本日はおめでとうございます。
今から4 年後に皆様のお子様は社会に巣立つことになりますが、その就職についてお話をさせていただきたいと思います。
ここにいる皆様は、おそらく50 歳前後かと思います。約30 年前に就職されたことになりますが、この30 年間のうちに就職についての環境が大きく変化しました。一番変化したのは、企業の終身雇用制度が崩れたことです。1990 年代以降、非正規雇用者の採用についてのルールが大幅に緩和され
たのを受けて、多くの企業では人件費の抑制などの理由から非正規雇用者の雇用を増やしました。正規雇用者と非正規雇用者の比率は、1990 年頃の8 対2 から、2016 年には6 対4 にまで変化しています。おそらく2020 年代には非正規雇用者の比率は5 割近くまで高くなることが予測されます。
卒業する学生に焦点を当てると、卒業後、入社3 年間のうちに3 割くらいの新入社員が会社を退職して新しい仕事を探しています。この比率も2022 年頃にはもっと高くなっているとお考え下さい。3年ぐらいは1つの会社でがんばれと昔は言っていたと思いますが、現在では、善は急げということですぐに新しいところを探せとアドバイスすることも時には必要になってきています。また転職に関心がなかったとしても、会社自体が合併や買収などで大きく変わっ
てしまうこともあります。そのため、転職する・しないにかかわらず、これからは本人の専門性あるいは能力がこれまで以上に求められるようになると思います。
2018年4月1日(日) 12時~13時
35周年記念館アリーナ
プログラム
1.開会の辞
2.名誉会長挨拶
3.代表幹事挨拶
4.登壇者紹介
5.事業計画の説明
6.事務局伝達事項
7.閉会の辞
登壇者
正会員
増渕 修司 代表幹事
井上 栄子 副代表幹事
中澤 俊勝 執行幹事
宮本 和子 執行幹事
石橋 豊栄 幹事
鈴木 弘美 幹事
竹添 真仁 幹事
宮城 惠子 幹事
野間 綾子 監査
特別会員
犬井 正 名誉会長(学長)
古川 堅治 副代表幹事(国際教養学部長)
全 載旭 執行幹事(経済学部長)
江花 輝昭 幹事(外国語学部長)
小川 健 幹事(法学部長)
荒巻 正行 執行幹事(事務局長)
事務局責任者
延藤 博隆 事務局責任者(経理部長)