モチベーション維持と人間関係の構築を
外国語学部 学部長 渡部重美
この度のコロナ対応で外国語学部がとりわけ留意したのは、(1)授業開始が遅れる中で学生の勉学に対するモチベーションが低下しないように、(2)学生たち、特に大学のことをまだよく知らない新入生が孤立感を深めないように、の2点でした。
(1)に対しては、学科オリジナルサイトやTwitter等を利用して大学HPから発信される情報への注意を喚起しつつ、学科ごとに事前学習の課題を出すことで学生たちの勉学意欲を保とうと努めました。また、(2)に対しては、4学科長が新入生および在学生に向けてメッセージを発信することから始めて、教員や在学生たちが様々な形で関わりながらオンラインでのチャットルームを開設し、新入生向けの歓迎会、履修相談会などを実施することで、可能な限り平常時と同じような人間関係を築く努力をいたしました。
春学期は全面的に遠隔授業となりますが、外国語学部教員一同、できる限り質の高い授業を提供できるよう工夫してまいります。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
新しい学び、新しい大学生活
国際教養学部 学部長 安井一郎
新型コロナウィルス感染拡大による様々な制約の中にあっても学生諸君の大学生活を支えてくださっている保護者の皆様に心より御礼申し上げます。
国際教養学部では、この状況の中で、在学生及び新入生の大学生活に対する不安や心配を解消するように努めて参りました。在学生には所属している各演習担当教員を通じて、必要な情報や指示等が確実に伝わるよう働きかけると共に、疑問や相談に対する対応を行っています。新入生には、基礎演習担当教員(兼クラス担任)を通じて、「授業開始までにしておいてほしいこと」を配布すると共に、日常のコミュニケーションの緊密化、オンラインによるクラス運営など、大学生活の円滑なスタートが切れるよう指導して参りました。
「新しい日常」が求められる中、国際教養学部教職員一同、学生諸君と共に、新しい学び、新しい大学生活を創っていく所存ですので、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。
働き方の変化と教育のあり方
経済学部 学部長 倉橋透
新型コロナウィルス感染症対策として、テレワークが急速に進んだ感があります。流行収束後もこの傾向は続くのでは、と思われます。
教育も、こうした働き方の変化に対応できるものでなくてはなりません。獨協大学では、学生さんの通信環境整備のため、10 万円の特別奨学金の給付をおこなっています。経済学部では、表計算やグラフ作成の機会も多いことから、「獨協大学経済学部生のみなさんへ」という文書では「遠隔授業にはパソコンが最適で、卒業後もパソコンは必須である」ことなどを、「遠隔授業と情報倫理に関するお願い」では著作権、ルールやマナー、セキュリティについての注意点を、学生の皆さんにお示ししました。
働き方は、今後も変わり続けるでしょう。学生の皆さんが社会にでても戸惑わなくて済むよう、しっかりした教育を行っていきたいと考えております。
変わること、変わらないこと
法学部 学部長 鈴木淳一
日頃からの大学教育へのご理解とご協力に感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大による教育環境の急激な変化には、戸惑いや不安を覚えた保護者の皆様も多かったのではないかと存じます。
法学部ではこのような状況下においても学生の学修が継続できるように努めてまいりました。新入生については、アンケート調査を実施しクラス担任を通じて連絡をとる体制を整え、遠隔会議システムを活用した交流会を開催しました。また講義の完全遠隔化に伴い、教員が様々な実践例を共有するシステムを構築し準備しました。
ウィルスによって変容した社会にあっても、人々が言葉によってコミュニケーションをし、法律に従って行動することは変わりません。法学部は、学生が新しい社会においても学びを継続させ成長できるように、お手伝いしていきたいと思います。引き続きのご支援をお願い申し上げます。