就職に関する講演会では、キャリアセンター所長である平井 岳哉 経済学部教授にご講演いただいたあと、卒業生を代表して一般社団法人 獨協大学同窓会 会長 須藤明弘様に「獨協との縁」をテーマにご講演いただきました。
経験だけではなく、どんな成長をしたのか
本日はご多忙の中おいでいただき誠にありがとうございます。
今就職活動に何が問われるかですが、まず「学校生活」です。
4年間どんな学生生活を送ってきたかということです。主にエントリーシートや面接で説明するのは「授業・ゼミ」「海外旅行含めた留学」「クラブサークル」「アルバイト」おそらくこの4つが自己アピールで使うときの材料になると思います。
「どんな学生生活を送ったか」、「どんな成長や経験をしたか」、企業の人事部の方にとって聞きたいのは単に何をやったかではなく、それを通じてどういった成長をしたかという、もう1つ先のステップです。単に何をしたかという経験だけでは人物評価は低いのです。
ですから、経験を経てどんな成長をしたかが大切なんです。
次に「企業を志望する理由」です。なぜその産業、その企業で働こうと思ったのか、おそらくどの企業でも聞くはずです。
目的をもって企業に入る、明確な希望、熱意を見せた学生ほど企業に評価されることになります。
ですから、早い段階からどういった仕事(キャリア)をしたいのか、遅くとも3 年の夏休みまでに思い描くことが必要かと思います。
「獨協との縁」
(1971年 経済学部経済学科卒業)
大学で勉強する事は大事ですが、実社会での私の体験からすると何より大切な事は「一期一会」ではないかと思います。
人と人との出会い、茶道の極意とも云うべき「ご縁」を先ずは大事にしていって欲しいと考える次第です。
こちらには良い言葉があるんですね。「いちゃりば ちょーでー」行き会えば兄弟という、素晴らしい精神性の高い言葉だと思います。
昨日地元沖縄の同窓生2 人と食事をしました。そのお会いした2 人は沖縄で活躍されているんですが、1 人は琉球銀行に、もう1 人は沖縄銀行にお勤めになっておりました。同窓会としてはこういった人的ネットワークをもっと束ねて、側面から就職活動のお手伝いができればと思っております。
(法学部総合政策学科1 年 父)