2024年度 父母交流会(新潟会場)(1)

 6月29日(土)、ANAクラウンプラザホテル新潟にて2024年度父母交流会(新潟会場)が開催され、24世帯39名の父母の会会員と教職員が出席し、盛況のうちに終了しました。新潟県での開催は、2017年6月の父母懇談会以来3度目です。

 全体会では、創立60周年を迎える獨協大学の新たな取り組みについての報告や、就職に関する講演が行われたほか、獨協大学同窓会会長や新潟県出身の同窓生のお話を伺うことができました。なかでも、新潟県が実施するUターン就職支援についての講演は参加者の皆様の関心が高く、熱心にメモを取られる姿が印象的でした。会が終盤に向かうにつれて徐々に全体の緊張が解け、最後は和やかな空気に包まれました。

 その後の懇親会では、立食パーティー形式で料理を囲みながら、教職員が学生の様子をお伝えしたり、会員の皆様が教職員へ質問をしたりと、参加者同士が交流を図り、和気あいあいとした時間を過ごしました。


[大学代表者挨拶及び大学近況報告]
キーワードは「情報」「環境」「地域連携」
獨協大学父母の会 名誉会長 前沢浩子 学長
獨協大学父母の会 名誉会長 前沢浩子 学長

 獨協大学は、今年10月22日に創立60周年を迎えます。この節目の年に、学ぶべき学問のアップデートを図るにあたり、本学では「情報」「環境」「地域連携」をキーワードといたしました。

 まず「情報」につきまして、今年度から「情報科学教育プログラム」をスタートいたしました。従来の語学教育や学部ごとの専門領域のほか、新たに情報科学(データサイエンス)をカリキュラムに加えることで、分野を跨ぐ人材を育てたいと考えています。

 次に「環境」の面では、緑豊かなキャンパスを生かした米作りや、ウォーターボトルの配布によるペットボトル使用量の削減、ジェンダーギャップの解消に向けた生理用品無料提供ディスペンサー「OiTr」の設置などを通じて、持続可能な自然環境、そして社会の実現を模索する学びの機会を設けています。

 最後に「地域連携」としましては、昨年度「学術研究・教育活動×地域との開放的な交流の場」を目指し、獨協大学コミュニティスクエアを新設いたしました。この施設を拠点として、学生は草加市との繋がりから学び、草加市は学生の力を活用するという、Win-Winの関係を築きたいと考えています。

 獨協大学では、教室での受動的な学びだけでなく、能動的に実践して得る学びを尊重してきました。社会に出る前にできるだけ多様な経験ができるよう、これからも学生たちの主体的な行動を促す大学でありたいと願っています。

 これまで「成長」を目指してきた日本社会は、持続可能な「成熟」の時代を迎えつつあります。私たち獨協大学教職員一同は、この新たな時代を支える人材を育てるべく、全力を尽くしてまいります。今後ともご理解とご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年度父母懇談会新潟参加者

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