就職に関する講演会では、キャリアセンター所長である平井 岳哉 経済学部教授にご講演いただき、続いて一般社団法人 獨協大学同窓会 会長 須藤明弘氏にご挨拶いただきました、その後、札幌在住の卒業生代表として同会の九州支部代表である前田雅規氏に「獨協との縁」をお話しいただきました。
[就職に関する講演会]
「キャリアセンターの就職支援と就職状況」
来年で平成が終わるわけですが、平成の30年は昭和の約半分の期間ですがかなり様変わりしました。その原因は1990年代終わりごろのインターネットの登場とグローバリゼーションです。平成の30年で昭和の60年分の変化があったと思います。就職の面で言えば産業間で優劣がみられます。例えば製造業が弱くなりました。エレクトロニクスのリーディング企業だったシャープやソニー、東芝などに変調が見られます。それに代わって何が伸びているかというと情報通信系です。通信キャリアや通信機器の部品・アプリを扱う企業が有力な企業になっています。
他にも新しい職業、例えばプロゲーマーやユーチューバーなど我々のような旧世代の人間には理解できない職業が既に確立していて、学生の人気を得ています。昔なら「えっ」って思うような職業でも今は企業の採用の間口が広くなっていますので、学生が希望しても以前ほどリスクはないかと思っています。
重要なのは正社員になっていただきたいんです。今は非正規雇用が増えており、全体の3分の1くらいになっています。大学レベルでも5%くらいは非正規雇用で就職しています。学生からすると非正規雇用でも問題ないじゃないかという人も多いのですが、実際には福利厚生や年金や保険などの待遇がかなり違うんです。
ですのでキャリアセンターでは正規雇用で就職して欲しいと指導しています。ご家庭でも非正規雇用にはリスクがあると伝えていただければ幸いです。
「獨協との縁」
(1983年 法学部法律学科卒業)
卒業して最初に就職したのがリゾート開発会社でした。北海道出身者は北海道に帰りたいという人が多かったんです。私も最初に就職した会社から独立した尊敬する先輩から、帰るなら札幌の支店をやってくれないかと言われて30の年に札幌に帰りました。
そして当時苫小牧に帰った先輩に誘われて30歳になって初めて同窓会に出席しました。北海道支部は仲が良くて、獨協全体の卒業生が9万人を超えているんですが、そのうち1200名が北海道出身といわれていて、そのうち600名くらいが北海道に戻っています。その600名のうち200名くらいの同窓生は飲み会などで年1回は集まっています。
北海道の各地の商工会議所のトップなど、北海道津々浦々に獨協の同窓生の方がいらしていて、色々な方が活躍しています。よろしければご紹介しますので、お子様が北海道にお帰りの際はぜひ同窓会北海道支部を活用していただければと思います。
安心できよかったです
大学についてよくわからないまま入学を決めたので、今日の説明を聞いて安心できよかったです。就職に関してもっと聞きたいと思いました。(外国語学部英語学科1年母)
大変参考になりました
普段子供からの話しか聞けないのですが、先生方から大学の詳しい近況を聞くことができ、大変参考になりました。 (外国語学部フランス語学科2年母)