10月22日(土)対面とオンラインのハイブリッドで2022年度父母懇談会が開催されました。
山路学長をはじめ、就職に関する講演や就職内定者の経験談、父母の会支援活動報告の様子をレポートします。
建学理念のもと、更なる発展を
コロナ禍での大学運営は3 年目となりましたが、当初の混乱に比べれば大学も落ち着き、学内には学生たちの笑顔も戻ってまいりました。「獨協大学父母の会」からは、この度の感染症拡大に際しても、多大なご寄付、ご寄贈をいただきました。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。
本日は、獨協大学がこの数年間コロナ対策と並行して進めている取り組みについて、2点ご紹介します。1つは、本学のSDGs 推進活動、もう1つは、新たに建設中の施設です。
まずは、SDGs 推進活動について報告します。獨協大学は埼玉県内の大学として初めて、2021 年3月に「埼玉県SDGs パートナー」に登録しました。「社会」「経済」「環境」の分野で目標を掲げ、SDGs 関連の授業を増やしたり、障がいのある学生やLGBTQ 学生への支援、また、構成員の多様化を進めたり、CO2 排出量の削減に成果を出したりしています。大学独自のSDGs 行動指針も定めており、学生と教職員が協力して様々な活動を進めています。今年の夏には、学生の提案を取り入れて、ペットボトル削減のために給水機を設置しました。また、市内の「子ども食堂」に寄付ができる自動販売機を設置したり、防災用の非常食を活用した食堂メニューでフードロスを削減したりしています。ゼミの活動で自らSDGs の問題解決に取り組む学生たちもいますし、大学が協定を結んだ地域の復興事業にも多数の学生が参加しました。
こうした教育は、世界的な問題解決を担う人材の育成という点で、初代学長天野貞祐先生の教育理念に合致しています。SDGs の根本理念にある「誰ひとり取り残さない」という課題に取り組むべく、本学は、2020 年8 月に「獨協大学人権宣言」を公表しました。
人権問題に関連してお伝えしますと、獨協大学では、今年危機的な状況に直面したウクライナから避難学生3名を受け入れています。1 日も早く事態が収束し、穏やかに学習できる日常が訪れることを心より願っています。
次に、新施設「獨協大学コミュニティスクエア」についてご報告します。この施設は、大学の200m ほど北側の敷地に来年4 月に完成予定です。「学術研究・教育活動× 地域との開放的な交流の場」をコンセプトに、コミュニティホールやカフェ・ラウンジなどを設置し、自由度の高い第2のキャンパスとして利用されます。隣接したエリアの開発計画も進み、これにより、学生生活はより豊かになり、地域活性化の推進も期待されます。この新施設の建設においても、SDGs 達成を目標に掲げており、国土交通省の「省CO2 先導プロジェクト2021」に採択されています。
獨協大学は2024 年に創立60 周年を迎えます。今年中には、学生支援のための新たな寄付金事業を開始できるよう準備を進めています。趣旨にご賛同いただければ大変有難く存じます。教職員一同、今後の一層の教育環境の拡充に総力を結集してまいりますので、引続き、ご理解とご支援をいただきたくお願い申し上げます。
父母懇談会は大学への理解を深める貴重な場
本日は父母懇談会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
また、会員の皆様におかれましては、日頃より父母の会の活動に対し、ご理解ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
獨協大学父母の会では保証人の皆様を対象に毎年10 月に父母懇談会を開催してきました。今年度も、昨年同様、新型コロナウイルス感染防止対策のもと、キャンパス内で対面での参加と、キャンパスにお越しいただくことなく参加できるオンライン形式の両方で開催となりました。
獨協大学父母の会は、大学の教育方針に則り、父母が連携を図り、学生の学習活動を支援するとともに、大学の教育研究活動の充実及び発展に寄与することを目的として、2008 年10 月に発足いたしました。教職員並びに会員の皆様方に支えられ、2018 年10 月には10 周年の節目を迎えられました。これもひとえに皆様方のご支援とおかげと感謝しております。
父母の会では、様々な行事を行っております。特にこの父母懇談会は、大学から学部学科の教育方針などをお伺いし、大学への理解を深めるとともに、直接先生方と交流できる貴重な場であり、重要な事業と位置づけており、ご参加いただいたご父母の皆様からは貴重な情報を知り得る良い機会だったとの声をいただいております。獨協大学の素晴らしい四季折々の風景が眺められるキャンパスや、素晴らしい教職員の皆様を間近に感じていただき、獨協大学を選んで良かったと思っていただければ幸いです。
本日の開催にあたり、父母の会名誉会長でいらっしゃる山路学長や、副代表幹事を務めてくださっている安井国際教養学部長をはじめとする教職員の皆様、他多くの関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
また、皆様方からの獨協大学の父母の会への末永い支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、代表幹事の挨拶とさせていただきます。