2024年度の活動を振り返って

2024年度の活動を振り返って

代表幹事 曽根 貞治

 獨協大学創立60周年記念イヤーである2024年度は、獨協大学父母の会もともに60周年をお祝いした1年でした。また、事業計画に基づき、さまざまな活動を行ってまいりました。

 5月25日の総会において選任された13名の役員は、ほぼ月1回のペースで大学に集まり、特別会員である教職員のみなさんとともに、父母の会の目的である「学生の学習活動の支援と大学の教育研究環境の充実及び発展」に寄与する事業の実現に向けて検討を重ねました。

 学生のみなさんに対しては、チャレンジ精神旺盛な学生の活動やその成果を資金面で支援する「学生チャレンジ支援プログラム」を実施し、学習面でのサポートに努めました。また、教養面では、学生証を提示することにより入場無料や割引の特典が受けられる文化施設利用制度への加入や、芸術・芸能鑑賞企画として12月に彩の国さいたま芸術劇場にてシェイクスピアの代表的喜劇「夏の夜の夢」の鑑賞会を実施。学生に学びの場を提供する機会として父母の会の役員による「チャチャっとクッキング」とヴィラ・デ・マリアージュ越谷レイクタウンでテーブルマナー講座を開催し、多くの学生が参加しました。

 会員のみなさんに対しては、学外を会場とした父母交流会を新潟で開催しました。会場となった新潟市のホテルには父母及び関係者を含めて68名が出席し、大変盛況なイベントとなりました。また、10月に開催した父母懇談会(学内会場)では、学部学科別懇談会や立食パーティ形式での懇親会で父母と教職員、父母同士が和やかな雰囲気のなか交流を楽しみ、親交を深める一助となれたのではと思っております。

 さらに大学創立60周年に際しては、事業計画に基づき積み立てていた大学周年事業積立金1,000万円を大学に寄付するとともに、本会独自の取り組みとしては、獨協大学卒業生で美術家の むろまいこ氏にデザインを担当いただきましたラッピングピアノの寄贈と、ピアノ披露イベントとしてピアノの除幕式と併せてポップスピアニストのハラミちゃんを招き、特別コンサートを実施しました。ハラミちゃんが学生に向けた「人生無駄なことは1秒もない」というメッセージは、父母である私たちにもとても響く言葉でした。寄贈したピアノは、ストリートピアノとして学生センター1階雄飛ホール前に設置され、学生と教職員のみなさんの音楽を通した交流の場となっています。

 2025年度も父母同士の交流、また学生のみなさんが有意義な学生生活を送れるようにさまざまな企画などを考えていきます。今後も父母の会の活動に対し、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

2024年度 学長懇談会 報告

 2024年12月14日、獨協大学中央棟 3 階学園本部役員控室にて、学長懇談会が行われました。学長からは本会の日頃の支援に対する謝辞が述べられ、大学の近況について説明がありました。父母の会からは今年度の活動報告を行い、今後も大学と父母の会は連携を密にしていくことを確認しました。

2024年度 父母交流会(学内会場)が盛況のうちに終了しました

 2025年3月22日(土)、獨協大学天野貞祐記念館3階大講堂にて2024年度獨協大学父母の会主催父母交流会(学内会場)「時代を越えて響く音楽と演劇の世界 ~シェイクスピアからバロック、そして現代へ~」を行い、366名の父母の会会員、学生が来場し、盛況のうちに終了しました。

 第1部では、前沢浩子学長(父母の会名誉会長)に「言葉と音楽‐シェイクスピア劇を『聞く』」というテーマで講演いただき、シェイクスピアに関する理解を深めました。第2部では、赤羽その子氏(ソプラノ)、高﨑玲梨氏(フルート)、高﨑智久氏(オーボエ)、ユリヤ・レヴ氏(ピアノ)にコンサートを実施いただき、「スピネット」という珍しい楽器の音色とともに息のあった演奏を楽しみました。その後、会場を学生センター1階 雄飛ホールに移し、会員相互が交流を深めました。

ご参加くださいましたご父母・保証人の皆様ありがとうございました。

父母の会事務局

※父母交流会(学内会場)の詳細は父母の会会報62号に掲載予定です。

2024年度父母交流会(学内会場)時代を越えて響く音楽と演劇の世界 ~シェイクスピアからバロック、そして現代へ~

 獨協大学父母の会では、会員相互の交流促進と会員の皆さまの” 学びの場” を提供することを目的に父母交流会(学内会場)を開催いたします。
 昨年度のクラシックコンサートの好評を受け、今年度はシェイクスピアの時代から現代まで連綿と続く音楽の調べをお楽しみいただくとともに、シェイクスピアに関連して、イギリス文学がご専門の前沢浩子学長の講演会を企画しました。
 獨協大学キャンパスで優雅なひと時をお過ごしください。

日時:2025年3月23日(日)
会場:獨協大学天野貞祐記念館3階大講堂
12:00 受付開始
12:30 第一部 講演会「言葉と音楽 —シェイクスピア劇を「聞く」
13:45 第二部 クラシックコンサート
    時代を越えて響く音楽の調べ~シェイクスピアからバロック、そして現代へ~
    出演:赤羽 その子(ソプラノ)
       高﨑 玲梨(フルート)
       高﨑 智久(オーボエ)
       ユリヤ・レヴ(ピアノ)
15:00 懇親会
16:30 閉会


対象:獨協大学父母の会会員及びそのご家族、本学学生、教職員
※上記以外の方がお申し込みされた場合は、対象外のため無効となります。
定員:500人(事前申込制)
会費:無料

※定員に達したため、申込を締め切りました。

芸術・芸能鑑賞企画「彩の国さいたま芸術劇場 演劇 団体鑑賞」を開催しました

 2024年12月15日、彩の国さいたま芸術劇場において、芸術・芸能鑑賞企画「彩の国さいたま芸術劇場 演劇 団体鑑賞」が行われました。

 事前学習として、前沢浩子学長/父母の会名誉会長による作品解説動画を視聴しました。そして、当日は43名の学生が参加し、シェイクスピアの世界を堪能しました。

 これは本会が、在学生に幅広いジャンルの芸術や芸能に間近に触れ、自国の文化を理解してほしいとの思いから企画しているものです。シェイクスピアの演劇鑑賞は今回初めての実施でした。

芸術・芸能鑑賞企画の詳細は、会報61号もしくは父母の会HPで報告いたします。

*過去の芸術・芸能鑑賞企画の一覧はこちらをご確認ください。

【学生に学びの機会を提供する企画】「獨協ファミリーのチャチャッとクッキング第2弾~お弁当編~」を開催しました

 2024年12月5日、獨協大学コミュニティスクエアにおいて、学生の学びの場を提供する企画「獨協ファミリーのチャチャッとクッキング」を行いました。

 7月に開催した第1弾が好評だったため、第2弾を開催しました。

 第1部では、10名の参加で丼もの、おにぎりをつくりました。第2部では、20名の参加で調理したものを実際にお弁当箱につめてみました。

 学生の学びの場を提供する企画の詳細は、会報61号もしくは父母の会HPで報告いたします。

年末年始の業務について

獨協大学の冬季一斉休業にともない、獨協大学父母の会事務局は以下の期間休業いたします。
冬季休業中にいただいたメールの回答は、休業明けに順次ご連絡させていただきます。

ご迷惑をおかけすることと存じますが、何卒ご理解、ご了承のほどお願い申し上げます。

獨協大学父母の会事務局 冬季休業期間

2024年12月26日(木)~ 2025年1月6日(月)
※授業期間とは異なるため、ご注意ください。

なお、獨協大学の年末年始の窓口業務につきましては、下記リンク先をご覧ください。

獨協大学の年末年始の窓口業務については こちら

【会員の皆様へ】父母の会会報60号の発行について

父母の会会報60号を発行しました。

会報60号 1ページ目

(主なトピック
・2024年度 父母懇談会レポート

会報記事の一部は下記のURLからWEB上でもご覧いただけます。
http://dokkyofubonokai.jp/archives/tag/会報60号

会報は2024年12月18日に会員のご自宅宛に発送しました。未着の会員の方がおられましたら、お手数ですが父母の会事務局までご連絡ください。

獨協大学父母の会事務局

[学生チャレンジ支援プログラム]審査結果(2024年度第2期)

「学生チャレンジ支援プログラム」とは、獨協大学父母の会が本学学部学生のチャレンジ活動に対して助成や顕彰を行うことで、獨協大学の教育活動の充実に寄与することを目的としたプログラムです。

調査・研究活動やクラブ・サークル活動などにおいて、より高い成果を上げるための学生のチャレンジに対して、その経費を助成する『チャレンジ活動助成』と、大会やコンテストで優れた結果を出したことに対して顕彰する『チャレンジ活動顕彰』があります。

申請希望者は『獨協大学父母の会 学生チャレンジ支援プログラム申請書』および必要書類を父母の会事務局窓口(総合企画課内)にご提出ください。
申請者:獨協大学学友会 英語会
「天野杯全日本大学生英語弁論大会」の活動費として、助成金177,000円を給付

申請者:獨協大学チーム511
「第34回国際法模擬裁判大会Japan Cup」敢闘賞に対し、顕彰金55,000円を贈呈

申請者:伊藤 樹宏(ボウリング部)
「令和6年度 関東学生ボウリング選手権大会」2人チーム戦 優勝に対し、顕彰金73,000円を贈呈

申請者:岡田 海人(ボウリング部)
「第60回東日本ボウリング選手権大会」4人チーム戦優勝に対し、顕彰金78,000円を贈呈


*学生チャレンジ支援プログラムの詳細はこちらをご覧ください

2024年度 父母懇談会(1)

 2024年10月19日(土)、対面とオンラインのハイブリッドで2024年度父母懇談会が開催されました。
 前沢学長をはじめ、就職に関する講演や就職内定者の経験談、父母の会支援活動報告の様子をレポートします。


[代表幹事挨拶]
父母懇談会は獨協大学を間近に感じていただく貴重な場
獨協大学父母の会代表幹事 曽根貞治

 獨協大学父母の会は「大学の教育方針に則り、大学と父母が連携を図り、学生の学習活動を支援すると共に、大学の教育研究活動の充実及び発展に寄与する事」を目的とし、進路就職活動や奨学金事業の支援、大学の教育研究活動への助成、機関誌の発行に加え、「学生チャレンジ支援プログラム」や「芸術芸能の鑑賞企画」、「文化施設利用制度の加入」など、さまざまな事業を行っております。

 今年は父母交流会・新潟会場の開催、新入生全員へのオリジナルウォーターボトル2,000本の配布などを行ったほか、料理教室やテーブルマナー講座など、父母ならではの視点によるイベントも実施いたしました。また、今年しかできない大学創立60周年の取り組みとして、ピアノの寄贈とそのお披露目イベントを行います。ぜひご来学いただき、60回目となる大学創立記念日をともにお祝いいたしましょう。

 そして、父母の会の事業の中でも特に重要視しているイベントが、本日の父母懇談会です。ご父母の皆様に大学の近況や学生の日頃の様子、就職状況等をよく知っていただけるほか、他の父母や先生方と直接交流できる貴重な場となります。獨協大学の様子を間近に感じていただくとともに、獨協ファミリーと言われるアットホームな雰囲気を感じていただければ幸いです。


[名誉会長挨拶]
創立60周年を迎えた獨協大学の「伝統と改革」
前沢 浩子 獨協大学学長/父母の会名誉会長

 本学は10月22日で創立60周年を迎えます。このような区切りは、今まで獨協大学がどのように発展したのか、これからどのように発展していくのかを考えるのに、相応しい節目であると考えております。「伝統と改革」と掲げましたが、国内外の情勢を見ても、さまざまな変化が起きております。その中で、大学も変化が必要です。しかし、同時に、積み重ねてきた伝統をどのように活かすかも考えなければなりません。

 まず「伝統と改革」の「伝統」です。獨協大学は、語学の獨協と親しまれておりますが、語学を学ぶことはただ言葉を学ぶことではありません。その国やその地域の歴史、生活、文化、働き方、環境問題、さらに、現在の科学技術と言語の関係などを学ぶことになります。言葉を通して、世界を広げ、世界とつながっていく。そのような力を身に付けるのが、この60年間の語学の獨協の伝統なのです。

 そして、「伝統と改革」の「改革」にあたるのは、情報科学教育あるいはSDGs教育です。本年度より本学は情報科学教育プログラムを導入しました。語学教育と結びつくゲームをプログラミングして草加の子どもたちに体験してもらうという実践的学習をしています。また、SDGs教育では、草加市の地場産業や地元の福祉施設と協力して社会的課題に取り組むことで、そこにある課題や自分たちが発揮できることを学んでいます。

 今年で60周年を迎える獨協大学ですが、次の事業に向けて、より一層力強く踏み出していきたいと思っております。語学の獨協の伝統をさらに進化させるとともに、持続可能な社会を支える人材育成のために、私たちも最大限の努力をしていきます。

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