大学内での食育に関する情報提供、新メニューの開発など、大学の食環境改善の取り組みに協調するとともに、大学生の朝食の欠食、野菜不足に着目し、栄養バランスの取れた食生活で「体調管理のできる社会人」を目指す、経済学部高安健一ゼミ・ベジノミクスチームの皆さん(以下、「ベジノミクスチーム」という)とのコラボレーションが実現。父母の会初となる親と子の協同作業となりました。
■獨協大生の野菜摂取の現状
厚生労働省が推奨する1日当たりの野菜の摂取量は『350g』です。獨協大生で350gを満たしている学生は、全体の約3%、驚くことに150g未満が53%という結果でした。
学生が野菜を食べない理由としては、「食べなくても若いうちは病気にならないと思う」「数値で分からないからあまりピンとこない」「ご飯に余計なお金をかけたくない」「時間が無いから手軽に食べられるものを優先してしまう」等でした。
■学生の食環境改善プロジェクト始動
そこで、野菜を食べない学生に向けて『栄養学的思考ではなく、経済学的思考のアプローチで野菜摂取量を上げる』プロジェクトが始動しました。
学生の食生活、食環境の改善に刺激を与えたと思います。(宮本)
子と同世代の学生とのコラボ、感心する事が多く勉強になりました。(杉山)
今回のコラボ経験がゼミ生達にとって有意義でありますように!(狩野)
食・野菜不足に対する『意識改革』に一役担えて嬉しく思います。(渡辺)
■活動を終えて
本プロジェクトは11 月17 日の読売新聞(埼玉版)に掲載され、学外にも知っていただき、有意義な活動となりました。活動報告は3 月7 日の父母交流会にて予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて中止となり、皆様に直接報告できなくなってしまったこと、大変、残念に思います。この会報に掲載させていただき、報告に替えさせていただきます。会員の皆様には、アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。結果につきましては、上記掲載しておりますので、ご確認くださいますようお願いいたします。今回のプロジェクトは、『人は、意識的行動によって段階的に変わっていく』ことを探るよい企画になりました。(アンケート実施期間:10月19日~ 26日)
新型コロナウイルスの影響を受けて、外食がめっきり減り、家食が多くなっていることと思いますが、今こそ、食生活を改善するよい機会であります。野菜をしっかり摂取して栄養バランスの取れた食生活を心掛けたいものです。(事業運営作業部会長 渡辺六恵)