[学生チャレンジ支援プログラム] 審査結果(2022年度第2期)

 『学生チャレンジ支援プログラム』とは、獨協大学父母の会が本学学部学生のチャレンジ活動に対して助成や顕彰を行うことで、獨協大学の教育活動の充実に寄与することを目的としたプログラムです。

 調査・研究活動やクラブ・サークル活動などにおいて、より高い成果を上げるための学生のチャレンジに対して、その経費の最高50%を助成する『チャレンジ活動助成』と、大会やコンテストで優れた結果を出したことに対して顕彰する『チャレンジ活動顕彰』があります。

 申請希望者は『獨協大学父母の会 学生チャレンジ支援プログラム申請書』および必要書類を父母の会事務局窓口(総合企画課内)にご提出ください。

なお、2022 年度第2期(2022年7月1日~ 9月30日) は活動助成、活動顕彰共に申請はありませんでした。
第3期(2021年10月1 日~ 12月20日) は現在募集中です。

*学生チャレンジ支援プログラムの詳細はこちらをご覧ください

2022年度 父母懇談会(2) - 就職に関する講演 -

 就職に関する講演では、株式会社帝国データバンク 情報統括部長の上西 伴浩氏による講演動画「業界・企業の見方~激変する市場における業界動向~」、学生の就職活動経験動画が公開されました。


[講演]
業界・企業の見方
~激変する市場における業界動向~
株式会社帝国データバンク 情報統括部長 上西 伴浩氏

1】コロナで激変!? 昨今の就職活動の状況

 今年度の平均求人倍率は1.58 倍です。この数字はバブルやそれ以前と比べるとまだ厳しい状況ではありますが、コロナの影響を受けた就職難はもう過ぎたようにみえます。特に宿泊業、情報・サービス業、建設業、メンテナンス業など、コロナの影響を大きく受け、雇い止めをせざるをえなかった業種も人を求めているといえると思います。

 求人倍率は従業員規模でも大きく変わります。従業員数が5,000 人以上の大企業の求人倍率は0.37 倍の狭き門です。大企業に就職して欲しいと思っている保護者も多いかもしれませんが、企業もそれだけシビアに見ています。

 また、企業はコミュニケーション能力が高い人材を求めています。こうした能力はゼミやサークル活動で培うものと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ご家庭内でも十分に培うことができます。コロナ禍で対面コミュニケーションの機会が減っている今こそ、挨拶や受け答えの仕方など、ご家庭でも練習してみてください。

2】【企業の見方】視野を広げれば魅力的な企業は沢山!

 コロナの影響で倒産した企業があれば、同じ業種でもそれを免れた企業もあります。また今までの事業を見直し、新しい事業にチャレンジして成功した企業もあります。総じて今までのやり方に固執せず、様々な変化に対応できた企業が残っているといえるでしょう。これからの就職活動には、目指す職種や企業が時代の変化に柔軟に対応できるかという視点でふるい分けをすることも必要かもしれません。

 視野を広げるためには、身の回りの物事を注意深く見ることが大事です。大手フードチェーンや菓子メーカーは知っていても、容器や紙パックを製造している企業は知らない人の方が多いでしょう。こうした分野にまで視野を広げることで、魅力的な企業が見えてきます。

 またスタートアップ企業に投資する大企業も世界的に増え、日本国内でもスタートアップ担当大臣が任命されました。勿論リスクはありますが、こうした企業を研究してみても良いかもしれません。

3】帝国データバンク直伝!! 情報収集のポイント

 就活の情報収集のポイントは、客観的な情報を得ることです。得られる情報には必ずその人の主観が入ります。主観や直感も大事ですが、多くの情報源をあたることで、客観的にその企業のことが見られるようになります。情報収集の際は企業の事業内容や財務状況、将来性や企業理念、沿革、職種や福利厚生、給与キャリアなど、極力全体がわかるような形で収集すると、より良い判断材料になります。

 特に会社説明会は現役の社員から話を聞くチャンスです。また、同じ業種を志すライバルがどのように就職活動をしているかを見る絶好の機会でもあります。企業の話だけではなく、同じ学生の話し方や聞く姿勢にもぜひ注目してみてください。あなたに今足りないものがわかるかもしれません。

 帝国データバンクでは調査の際、相手の規模にかかわらず、必ず現地に行き自分の目で確かめるようにしています。その企業が扱っているものを実際に使ってみることや、その会社や事業所に赴いて社員さんの出退勤の様子を見ることで得られる情報があります。

キャリアセンター講演
キャリアセンターの学生支援

キャリアセンター所長 岡田圭子

 キャリアセンターの支援内容は大きく分けて『進路相談』、『資料提供』、『ガイダンス・講座実施』の3つです。

 進路相談は全学年を対象に、対面、電話、Zoom を使用したWeb 相談を行っています。WEB 相談は予約制ですが、対面相談は予約不要です。早いうちから将来を考えたい学生さんも、ぜひいらしてください。

 資料提供もキャリアセンターの大きな仕事です。求人やインターンシップ、U・I ターンなど就職関連情報の他、企業情報が豊富な貴重なデータベースをご覧いただけます。また志望企業で働いているOB・OGの照会、卒業生の苦労や工夫が満載の就職体験記公開なども行っています。これらは予約なしで閲覧が可能です。

 ガイダンスと講座は、今年はオンデマンドと対面の併用で行っています。インターンや就活でのマナー講座、業界研究、公務員試験対策など、膨大なアーカイブがございます。これらの情報はPorTaⅡとキャリアセンターの公式LINE でもお知らせしています。昨年度は延べ43,655 名の学生が視聴しました。

 2 月には対面で OB・OG 面接会を行います。獨協大学生のために OB・OGが講演を行ったり、模擬面接をしてくれる会となりますので、現在の3年生にはぜひご参加いただきたいです。

内定取得学生による就職活動体験談
就職活動体験報告会 経済学部 経済学科4年

 IT、広告会社に内定が決まり、現在は内定者インターン生として勤務しています。学生生活ではアルバイトと語学学習、読書に精を出しました。

 就職活動においては、親子が対等で、信頼できる関係であることがなにより大事だと思います。希望職種や就活の状況を、上から採点するよう接するのではなく、どうすれば希望職種に就職できるかを一緒に考えてくれる協力者として接して貰えるととても嬉しいです。1 ~ 2 月の面接時期は感情の波が激しくなる傾向がありますので、この時期は特に慎重に接していただけると、子供も安心して両親に頼れるのではないかと思います。

就職活動体験報告 外国語学部 英語学科4年

 航空と物流に絞って就職活動を行い、国内航空会社のグランドスタッフとして働くことに決めました。学業や部活動、アルバイト、課外活動など、頑張った経験を企業の方々は評価してくださいます。そのため失敗を恐れずに、積極的にチャレンジし、たくさんのことを学んでください。それは必ずあなたの力になります。

 就職活動への家族の関わり方は人それぞれだと思います。特別なことをする必要はありません。そっとしておいて欲しいときもあれば話を聞いてほしいときもあります。それを察して、程よい距離感で接してくれると嬉しいです。

 
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2022年度 父母懇談会(1)

 10月22日(土)対面とオンラインのハイブリッドで2022年度父母懇談会が開催されました。
 山路学長をはじめ、就職に関する講演や就職内定者の経験談、父母の会支援活動報告の様子をレポートします。


[名誉会長挨拶]
建学理念のもと、更なる発展を
獨協大学父母の会名誉会長 山路 朝彦 学長

2022学内父母懇談会 山路学長

 コロナ禍での大学運営は3 年目となりましたが、当初の混乱に比べれば大学も落ち着き、学内には学生たちの笑顔も戻ってまいりました。「獨協大学父母の会」からは、この度の感染症拡大に際しても、多大なご寄付、ご寄贈をいただきました。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

 本日は、獨協大学がこの数年間コロナ対策と並行して進めている取り組みについて、2点ご紹介します。1つは、本学のSDGs 推進活動、もう1つは、新たに建設中の施設です。

 まずは、SDGs 推進活動について報告します。獨協大学は埼玉県内の大学として初めて、2021 年3月に「埼玉県SDGs パートナー」に登録しました。「社会」「経済」「環境」の分野で目標を掲げ、SDGs 関連の授業を増やしたり、障がいのある学生やLGBTQ 学生への支援、また、構成員の多様化を進めたり、CO2 排出量の削減に成果を出したりしています。大学独自のSDGs 行動指針も定めており、学生と教職員が協力して様々な活動を進めています。今年の夏には、学生の提案を取り入れて、ペットボトル削減のために給水機を設置しました。また、市内の「子ども食堂」に寄付ができる自動販売機を設置したり、防災用の非常食を活用した食堂メニューでフードロスを削減したりしています。ゼミの活動で自らSDGs の問題解決に取り組む学生たちもいますし、大学が協定を結んだ地域の復興事業にも多数の学生が参加しました。

 こうした教育は、世界的な問題解決を担う人材の育成という点で、初代学長天野貞祐先生の教育理念に合致しています。SDGs の根本理念にある「誰ひとり取り残さない」という課題に取り組むべく、本学は、2020 年8 月に「獨協大学人権宣言」を公表しました。

 人権問題に関連してお伝えしますと、獨協大学では、今年危機的な状況に直面したウクライナから避難学生3名を受け入れています。1 日も早く事態が収束し、穏やかに学習できる日常が訪れることを心より願っています。

 次に、新施設「獨協大学コミュニティスクエア」についてご報告します。この施設は、大学の200m ほど北側の敷地に来年4 月に完成予定です。「学術研究・教育活動× 地域との開放的な交流の場」をコンセプトに、コミュニティホールやカフェ・ラウンジなどを設置し、自由度の高い第2のキャンパスとして利用されます。隣接したエリアの開発計画も進み、これにより、学生生活はより豊かになり、地域活性化の推進も期待されます。この新施設の建設においても、SDGs 達成を目標に掲げており、国土交通省の「省CO2 先導プロジェクト2021」に採択されています。

 獨協大学は2024 年に創立60 周年を迎えます。今年中には、学生支援のための新たな寄付金事業を開始できるよう準備を進めています。趣旨にご賛同いただければ大変有難く存じます。教職員一同、今後の一層の教育環境の拡充に総力を結集してまいりますので、引続き、ご理解とご支援をいただきたくお願い申し上げます。


[代表幹事挨拶]
父母懇談会は大学への理解を深める貴重な場
獨協大学父母の会代表幹事 田口裕美子

田口裕美子代表幹事

 本日は父母懇談会にご参加いただき、誠にありがとうございます。

 また、会員の皆様におかれましては、日頃より父母の会の活動に対し、ご理解ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

 獨協大学父母の会では保証人の皆様を対象に毎年10 月に父母懇談会を開催してきました。今年度も、昨年同様、新型コロナウイルス感染防止対策のもと、キャンパス内で対面での参加と、キャンパスにお越しいただくことなく参加できるオンライン形式の両方で開催となりました。

 獨協大学父母の会は、大学の教育方針に則り、父母が連携を図り、学生の学習活動を支援するとともに、大学の教育研究活動の充実及び発展に寄与することを目的として、2008 年10 月に発足いたしました。教職員並びに会員の皆様方に支えられ、2018 年10 月には10 周年の節目を迎えられました。これもひとえに皆様方のご支援とおかげと感謝しております。

 父母の会では、様々な行事を行っております。特にこの父母懇談会は、大学から学部学科の教育方針などをお伺いし、大学への理解を深めるとともに、直接先生方と交流できる貴重な場であり、重要な事業と位置づけており、ご参加いただいたご父母の皆様からは貴重な情報を知り得る良い機会だったとの声をいただいております。獨協大学の素晴らしい四季折々の風景が眺められるキャンパスや、素晴らしい教職員の皆様を間近に感じていただき、獨協大学を選んで良かったと思っていただければ幸いです。

 本日の開催にあたり、父母の会名誉会長でいらっしゃる山路学長や、副代表幹事を務めてくださっている安井国際教養学部長をはじめとする教職員の皆様、他多くの関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 また、皆様方からの獨協大学の父母の会への末永い支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、代表幹事の挨拶とさせていただきます。

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【会員の皆様へ】父母の会会報52号の発行について

父母の会会報52号を発行しました。

会報52号 1ページ目

(主なトピック)
・2022年度父母懇談会レポート

会報記事の一部は下記のURLからWEB上でもご覧いただけます。
http://dokkyofubonokai.jp/archives/tag/会報52号

会報は2022年12月16日に会員のご自宅宛に発送しました。未着の会員の方がおられましたら、お手数ですが父母の会事務局までご連絡ください。

獨協大学父母の会事務局

【会員の皆様へ】父母の会会報51号の発行について

父母の会会報51号を発行しました。

会報51号 1ページ目

(主なトピック)
・1年生の会員向けセミナー 開催報告
・学生向け文化施設利用制度のご案内
・作業部会紹介

会報記事の一部は下記のURLからWEB上でもご覧いただけます。
http://dokkyofubonokai.jp/archives/tag/会報51号

会報は2022年10月14日に会員のご自宅宛に発送しました。未着の会員の方がおられましたら、お手数ですが父母の会事務局までご連絡ください。

獨協大学父母の会事務局

[学生チャレンジ支援プログラム] 審査結果(2022年度第1期)

 2022年度第1期(4月1日~6月30日) のチャレンジ支援プログラム審査結果は以下のとおりです。

スケート部アイスホッケー部門より提供
△スケート部アイスホッケー部門より提供

1.スケート部アイスホッケー部門
2021年度関東アイスホッケーリーグ戦( 特別大会)、DivisionⅣ優勝に対し、顕彰金117,000円を贈呈。

2.スケート部アイスホッケー部門 根岸 一喜さん
2021年度関東アイスホッケーリーグ戦( 特別大会)、DivisionⅣ最優秀選手賞受賞に対し、顕彰金23,000円を贈呈。

第3期(2022年10月1日~ 12月20日) は現在募集中です。

*学生チャレンジ支援プログラムの詳細はこちらをご覧ください

[学生チャレンジ支援プログラム] 審査結果(2021年度第5期)

 2021年度第5期申請(1月10日~ 3月31日) のチャレンジ支援プログラム審査結果は以下のとおりです。

1.経済学部 米山ゼミ Aチーム
地方創生☆政策アイデアコンテスト2021大学生以上一般の部「日本政策投資銀行賞」などに対し、顕彰金60,000円を贈呈。

2.舞踏研究会 黒田・相川ペア
第107回東部日本学生競技ダンス選手権大会など「パソドブレの部 3位」等に対し、顕彰金41,000円を贈呈。

3.舞踏研究会 村山・小原ペア
第2回東部学生競技ダンスミニ選手権大会など「シニアラテンの部 総合優勝」に対し、顕彰金117,000円を贈呈。

第2期(2022年7月1 日~ 9月30日) は現在募集中です。

*学生チャレンジ支援プログラムの詳細はこちらをご覧ください

【会員の皆様へ】父母の会会報50号の発行について

父母の会会報50号を発行しました。

会報50号 1ページ目

(主なトピック)
・総会レポート
・2022年度新役員紹介
・オンライン講演会 レポート掲載
・新入生父母向け 父母の会紹介
・18歳成人に関する注意喚起

会報記事の一部は下記のURLからWEB上でもご覧いただけます。
http://dokkyofubonokai.jp/archives/tag/会報50号

会報は2022年5月23日に会員のご自宅宛に発送しました。未着の会員の方がおられましたら、お手数ですが父母の会事務局までご連絡ください。

獨協大学父母の会事務局

2021年度 父母懇談会(1)

 10月23日(土)対面とオンラインのハイブリッドで2021年度父母懇談会が開催されました。
 山路学長をはじめ、就職に関する講演や就職内定者の経験談、父母の会支援活動報告、学部学科別Zoom懇談会の様子をレポートします。


[名誉会長挨拶]
獨協大学のコロナ対策
名誉会長 山路 朝彦 学長

2021学内父母懇談会 山路学長 本日は2021年度の父母懇談会にご出席ご参加いただき、誠にありがとうございます。
 昨年来、新型コロナウイルス感染拡大の影響で社会全体が大きく活動を阻害されました。本学ではこれを建学理念の『大学は学問を通じての人間形成の場である』を自らに問い直す機会ととらえ、また、何があっても学びを止めないことを念頭に教育を実践してきました。
 昨年、学生には遠隔授業の受講環境を整える時間を取ると同時に、大学から1人につき10万円、総額8億数千万円分の「遠隔授業支援特別奨学金」を支給しました。授業開始後にも様々なシステムを導入し、施設の改善を続けました。また、教職員による「学生の学業継続支援のための寄付金募集」を始め、1人の学生も取り残さず学業を継続できるように努めました。昨年の夏以降は図書館やキャリアセンターも限定的ながら利用を再開し、対面授業を土曜日に行うなど、少しずつ学内の施設利用を広げました。

 昨年の12月、2021年度は対面授業を基本とするという大きな決定をいたしました。4月からの授業に向けて新たな専門チームを立ち上げ、感染症対策を検討し学内の環境整備を急ぎました。学内各所に検温器とアルコール消毒液を置き、机の上にはアクリル板を備え、空気除菌機も設置いたしました。これらの備品の多くは父母の会からご寄贈いただきました。また『感染症防止の道標』という冊子を作成し、感染症に対する意識を高め、正しい判断に基づき行動するように促してまいりました。学生が大学に入る際にはICカード付きの学生証で入構の管理も行っています。一方で、遠隔授業の継続も見込まれたため、全教室に配信用の機材を配備し、学内各所に無線LANのアクセスポイントを増設しました。これにより、学生の自習スペースの利便性も向上しました。

 昨年は卒業式と入学式を中止し、大学構内への立入禁止措置を取らざるを得ませんでした。しかし、今年の3月には必要な感染症対策を施した上で、午前午後に分けた形で卒業式を行うことができました。また4月には新入生の入学式はもとより、新2年生のために1年遅れの入学式も開催することができました。

 今年度開始から現在までは第4、5波の時期に当たります。そのため想定より遠隔授業の割合を増やさざるを得なかったことは、残念で仕方ありません。しかし皆様のご理解とご協力により、授業中の感染例、学内でのクラスター発生は今までありません。これは大学だけではなく、学生本人やご家族の皆様のご努力の結果だと考えています。
 9月には獨協大学学生、ご家族、教職員等を対象に、約4,000名の方にワクチン接種を行いました。少しずつ学内に学生の姿も見られるようになっています。雄飛祭も規模を抑えた形ではありますが、2年ぶりに開催する予定です。今後も皆様の声に耳を傾けながら、「人間形成の場」である教育環境を取り戻し、充実させてまいります。

[代表幹事挨拶]
父母懇談会 開催にあたって
獨協大学父母の会代表幹事 野間 綾子

 まずは新型コロナウイルス感染症に罹患された方、また、日常生活に影響を及ぼされた皆様方に心よりお見舞い申し上げます。改めまして本日はお忙しい中、父母懇談会にご参加いただき誠に有難うございます。また、会員の皆様におかれましては、日頃よりこの会にご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

 2019年度までは学内に会して行っていたこの父母懇談会、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンラインでの開催となりました。そして今年度は、全国の皆様にご参加いただけるよう、オンラインと感染防止対策を徹底した対面を組み合わせたハイブリッド開催とし、社会情勢に合わせた形での実施となりました。父母の会に携わるものとして、今年度も皆様方と父母懇談会を開催することができ、皆様にお目にかかれたことを心より嬉しく思います。

 『獨協大学父母の会』は諸先輩のご父母の熱い思いと、大学の関係者の皆様方のご支援により、2018年には10周年を迎え、2021年の今、活動の幅を大きく広げさせていただいております。父母の会では様々な事業を行っておりますが、本日の懇談会はご父母相互、そして大学とご父母の交流促進を図る、重要な事業の一つと位置付けております。このイベントではご父母、保証人の皆様方が、大学の教職員の皆様方と、学部学科別懇談会や個別相談などを通じて直接お話をして頂けるとても貴重な機会であり、例年皆様方から好評をいただいております。

 本日の開催にあたりご尽力いただきました、父母の会名誉会長の山路朝彦学長、副代表幹事でいらっしゃる安井一郎国際教養学部長をはじめとする獨協大学の教職員の皆様方、ならびに関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。

 父母の会は今こうしてご参加いただいている皆様方、そして全てのご父母、保証人の皆様方がいらっしゃるからこその会です。私ども幹事会メンバー一同もこのコロナ下で、学生のため、そしてご父母保証人の皆様のため、そして大学のために一体何をすることができるのか、日々模索しながら活動を続けております。

 これからも末永くこの会にご支援ご協力を賜りますよう、お願いを申し上げ、代表幹事としてのご挨拶とさせていただきます。

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2021年度 父母懇談会(2) - 就職に関する講演 -

 就職に関する講演では、日本経済新聞社 販売ユニットマーケット営業部上席担当部長の山野茂樹氏による講演動画「コロナ下で変わる就職環境と、就活で新聞を「強み」にする方法」、学生の就職活動経験動画が公開されました。


[講演]
納得のいく就活のススメ
~コロナ下で変わる就職環境と、就活で新聞を「強み」にする方法~
日本経済新聞社 販売ユニットマーケット営業部上席担当部長 山野茂樹氏

1】はじめに~就活は「プレゼンテーション」

 就活は企業へのプレゼンテーションであり、企業への営業行為だと認識すると上手くいく場面が増えます。まずは企業が求める社員像と企業の戦略を知り、それに合わせた自己PRを行うことが重要です。そのためにも志望する企業の採用ページは必ず見てください。企業は掲げる戦略を遂行できる能力を持った人物を求めています。すなわち、企業の戦略に合わせてPRする内容を柔軟に変えることが大事になってきます。

 エントリーシート(以下、ES)には主に自己PR、学生時代に力を入れたこと、入社してやりたいこと、志望動機の4つを記すことが多いですが、志望動機から書き始めると上手くまとまります。志望企業のファンだとPRするのも良いですが、それだけでは消費者と変わりありません。自分が持つ能力で、その企業へどのような貢献ができるのかをPRしてください。

2】コロナ下就活の現状/親世代とは異なる就活ニューノーマル

 コロナ下でも人手不足の企業は多くあり、企業の採用意欲は旺盛です。22年卒の大卒求人倍率は1.5倍と、20年卒の1.83倍には及ばないものの高水準となっています。コロナ下で発展したオンライン面接は今後スタンダードになる可能性がありますが、最終面接は対面で行う企業も未だに多いです。対面面接は体験を重ねることで必ず上達しますので、数を重ねるという意味でも親子で一度模擬面接をしてみてください。学生本人が気付けない、意識していない癖など、親だからこそ見える部分があるはずです。

 また面接だけではなく、インターンのオンライン化も進んでいます。これにより従来より学生がインターンに参加しやすくなりました。興味がない業種でも、参加したことで適性に気付けることもあります。学生には積極的に参加して欲しいと思います。

3】企業が求める人材像/親ができる就活サポートとは

 選考の時に企業が最も重視する要素はコミュニケーション能力です。裏を返せば面接の際、企業が学生のコミュニケーション能力に不満を持っているということの表れとも言えます。ESの内容は当然ですが、最後の決め手になるのは人柄です。親御さんには、お子様に「就職活動は、人と話をすることだよ」と強調していただきたいと思います。

 また、親ができる就活サポートとしては、「子が選ぶ企業をむやみに否定しない」「とにかく焦らせない」「自分の時代とは違うことを理解する」の三点を心がけてください。現在の就活は落ち続けることが当たり前です。その度に自分の全てを否定されたような気分になり、落ち込む学生もいます。そんなとき、とにかく温かく見守り、時には寄り添い温かい言葉をかけてあげられること。これが学生にとって、一番のサポートになるはずです。

4】我が子に伝える ~日本経済新聞を「強み」にする方法~

 就活では、限られた時間の中でビジネスや経済に対する理解度を加速度的に上げていく必要があります。新聞は経済を知るための最適手段です。日本経済新聞は関連記事がある場合、文中に「(関連記事三面に)」と記載していますので、欲しい情報を関連情報含めて効率よく読むことができます。全ての記事を隅々まで読む必要はありません。

 また、日経の経済欄には「ニュース一言」という様々な企業の社長が登場するコラムがあります。業界に共通する悩みの話も多いので、企業に合わせた自己PRを考える際の強力な手助けになると思います。電子版には気になる企業の情報のみ追うことができるフォロー機能もありますので、ぜひ日経にご登録いただき、志望業界の情報共有をしていただければと思います。

キャリアセンター講演
コロナ下におけるキャリアセンターの学生支援

キャリアセンター所長 岡田圭子

 キャリアセンターの支援内容は大きく分けて「進路相談」、「資料提供」、「ガイダンス・講座実施」の3つです。

 進路相談はキャリアセンターでの対面、Zoomを使用するweb、電話で行っています。対面とwebは予約制ですが、電話相談は全学年の学生を対象にいつでも可能です。早い内から自分の将来を考えたい学生も、どうぞいらしてください。

 資料提供もキャリアセンターの大きな仕事です。求人やインターンシップなど就職関連情報の他、企業情報が豊富な貴重なデータベースをご覧いただけます。また志望企業で働いているOB・OGの紹介、卒業生の苦労や工夫が満載の就職体験記公開なども行っています。

 ガイダンスと講座の多くは昨年以降オンラインに移行しました。ライブ配信とオンデマンド配信で学生が自由な時間に受講することができます。インターンや就活でのマナー講座、業界研究、公務員試験対策など、膨大なアーカイブがございます。昨年度は延べ45,234名の学生が視聴しました。これらの情報はPorta IIでお知らせしています。学生ひとりひとりに寄り添ったキャリア支援をどうぞ積極的にご利用ください。

内定取得学生による就職活動体験談
就職活動について 外国語学部英語学科4年

 一年次に交換留学を目標に掲げ、学業で優秀な成績をおさめるだけではなく、留学費用も自立して貯めようと、アルバイトを掛け持ちして行いました。就職活動ではそれらの経験から得た、目標を設定し、それに向かって努力・行動する力をアピールしました。

 私が両親にして貰って嬉しかったことは「何もしないこと」。言い方を変えれば「見守ってくれていたこと」です。なぜなら、自分の好きなように就職活動を進めることができ、最終的に本当にやりたいことを見つけることができたからです。ですのでご父母の皆様は、就職活動を進める子どもをぜひ見守ってあげてください。

学生生活と就職活動 法学部法律学科4年

 部活やサークルに所属していなかったため、就職活動ではゼミ活動とスポーツジムのトレーナーアルバイトの経験を中心に話しました。部活やサークルに所属していないと面接で突っ込まれることも多いため、そこをフックにできるよう様々な経験から自分で語れるものを見つけておくことが大事だと思います。

 また、両親には履歴書の添削や面接先の相談、特に父には面接練習をして貰ったのですが、父が最終面接官や役員の方々と近い年代だったこともあり、とても力になったと思います。コロナ禍で友人とも会えない中の就職活動ということで、両親の存在は大きな支えになりました。

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